第9章 お手入れ

901.あとしまつ(着た後・シミ・防虫剤)

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きものを愛する最低条件

きものをいつまでも美しく長持ちさせるためには、汚したりシミをつけたりしないよう気をつけることが大切です。お手入れを、おっくうがらずにする事が、着物を愛する最低条件です。 カーマニアが、洗車や手入れを楽しみながらするのと同じことだと思います。

ガード加工

日常的に着ないきものほど、ガード加工(防水・防汚)をおすすめします。汚れがついて、シミ抜き代を払うより、はるかにお安くつきますし、第一安心です。ガード加工は、仕立を注文する前にお願いしますが、仕立上がったきものにも出来ます。

おさめ方

脱いだきものは、1~2時間ハンガ-に掛け、肌のぬくもりを取ります。長時間かけっぱなしにすると、型くずれの原因になります。

シミ抜き

家庭でできるシミ抜きは、化学繊維、綿、麻、浴衣くらいで、絹物は専門家に任せるほうが無難です。

タンスへの入れ方

タンスの下段に長襦袢や浴衣を入れ、上段になる程高級な着物を入れます。

防虫剤


防虫剤は、毎年同じものを使用する方が良いでしょう。二種類以上使用すると科学反応をおこし、生地をいためることも考えられます。匂いもあまり刺激臭の強いものは避けましょう。せっかくの晴れ姿も、台無しです。今では、無臭の防虫防湿剤もあります。

風通し

天気のよい日は、タンスを階段式にあけて風を通すと良い。

「知らないと後悔する着付け教室の話」が集英社に取材されました

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