第17章 きものの柄と技法

1715.博多帯

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博多帯と言えば、半幅帯。浴衣には、お決まりの帯です。

上図のような、小袋帯と、一重の帯とがありますが、小袋帯は単衣の帯ではありませんが夏にも締められます。

献上柄(けんじょうがら)の博多帯

献上の由来は、黒田藩が毎年幕府に献上した事からその名がつきました。柄は独鈷(どっこ)がらと呼ばれています。独鈷とは、不動明王が手に持たれている仏具の事です。

夏の献上柄を紗の献上帯と呼びます。

博多帯の特徴は、経糸の密度の高さにあります。そのせいか、一度締めたら緩まない!が定説です。キュッ、キュッという音は、博多帯ならではの気持ちの良い音色です。大島、結城、塩沢には、なくてはならない趣味の帯といえます。また、六月と九月の気温のまだ定まらない季節、重宝するのが左図の博多帯です。

八寸の名古屋帯は、締めやすくきもので活動するにはとても心地の良い帯です。

「知らないと後悔する着付け教室の話」が集英社に取材されました

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