中国の蘇州は2500年前、呉の首都として栄え、古くから刺繍が盛んでした。蘇州刺繍(そしゅうししゅう)の精巧な技術は、今でも世界の最高峰として評価されています。きもの一反に50以上の色糸を使い、糸の細さは髪の毛の三分の一程度で、一本一本を手で刺繍しています。
蘇州刺繍の特徴は、
- 刺繍面が盛り上がらない
- 生地がつらない(表面が波打たない)
- 糸の細さは最高
- 色数の豊富さ
中国蘇州市での実情
表は猫、裏返すと犬の顔になっています。その厚さは、実に数ミリ。
刺繍工場での作業現場
細かい作業のため、視力の良い若い女性がほとんど。
袋帯の製作中。