第17章 きものの柄と技法

1718.縮緬

更新日:

縮緬(ちりめん)とは、おもに京都府丹後地方と滋賀県長浜地方で織られる白生地を意味します。

18本から27本位の蚕(かいこ)の糸を撚り(より=ねじる)をかけながら一本の糸にします。右より一本、左より一本と交互の織られた物が一越縮緬(ひとこし)です。 強く撚られた糸が、元に戻ろうとして縮み(ちぢみ)が生じますが、これを縮緬シボと呼び、色の深みを出す効果があります。

縮緬には、一越縮緬、紋意匠縮緬、綸子縮緬、古代縮緬、絽縮緬など多くの種類があります。

詳しくは、中等科でお勉強します。

変り無地縮緬(かわりむじちりめん)

一越縮緬(ひとこしちりめん)の改良品で、見た目には一越と余り変らない。

紋意匠縮緬(もんいしょうちりめん)

綸子縮緬(りんずちりめん)


文様は紗綾型(さやがた)。

「知らないと後悔する着付け教室の話」が集英社に取材されました

着物の国のはてな

ネット上の口コミや評判だけではわからない『失敗しない着付け教室の探し方』を解説しています。

取材された内容を詳しく見る

-第17章 きものの柄と技法

Copyright© きものカルチャー研究所 , 2024 All Rights Reserved.