第17章 きものの柄と技法

1708.蘇州刺繍

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中国の蘇州は2500年前、呉の首都として栄え、古くから刺繍が盛んでした。蘇州刺繍(そしゅうししゅう)の精巧な技術は、今でも世界の最高峰として評価されています。きもの一反に50以上の色糸を使い、糸の細さは髪の毛の三分の一程度で、一本一本を手で刺繍しています。

蘇州刺繍の特徴は、

  • 刺繍面が盛り上がらない
  • 生地がつらない(表面が波打たない)
  • 糸の細さは最高
  • 色数の豊富さ


中国蘇州市での実情

表は猫、裏返すと犬の顔になっています。その厚さは、実に数ミリ。


刺繍工場での作業現場

細かい作業のため、視力の良い若い女性がほとんど。


袋帯の製作中。

「知らないと後悔する着付け教室の話」が集英社に取材されました

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